子どもの頃から工作好きで、高校では車づくりの部活、大学以降はバイクレースに熱中していました。就職先も技術方面に進み、忙しいながらも充実した日々を送っていました。一方、結婚に関しては婚活パーティ等に参加していましたが、手ごたえがない状態でした。正直あまり危機感がありませんでした。
仕事漬けの毎日でしたが、ようやく落ち着いてきたタイミングで地元に転勤となりました。会社の独身寮に入れず実家暮らしが始まったところで、母から結婚相談所を勧められました。
自分も「新たな出会いの場を作ったほうがいいかも」と思い、無料コンサルをお願いしました。十海さんは母の知人ということもあり、あまり構えずに相談することができました。
目新しかったのは、ご入会特典として「男性のためのファッションアドバイス」が受けられたことです。スタイリストに買い物に同行していただき、自分に似合うスタイルを提案してもらえました。「婚活をいよいよ始める」という気もちの切り替えになりました。
写真撮影は十海さんにも同行していただき、スタジオでは(若干 茶化されながらも?)良い物が撮れました。婚活を始めるにあたっての不安は、婚活パーティ等で需要がなかった私が本交際まで進めるかでした。
こうして婚活が始まったのですが、人から「考えすぎ」「優しすぎ」と指摘される性分もあって、自分のプロフィール文章を考えるのに、とても時間がかかってしまいました。いざ完成させても「これでいいのだろうか?」と迷い、当初の開始予定より、1カ月遅れとなってしまいました。
この時期はコロナで緊急事態宣言下にあったこともあり、オンラインお見合い中心に進める姿勢で臨みました。
開始月には50名近くのお申込みをいただけて、スタートから24日目に初お見合いとなりました。
自分は「考えすぎ」と言われる性分のため、スピーディに決断をしなければならないことが大変だと感じました。また女性とは友人つきあいが多かったため、デートを盛り上げるのに気を遣ってしまい「結婚とは?」の感覚が稀薄だったと思います。
結婚相手には「お互いの職場が近い」と「どちらかの実家が近い」人がいい、という気もちは初期から抱いていたと思います。十海さんからは、さらに結婚のイメージを描きやすくなるよう、IBJセミナーの情報をもらって、あいた時間にいくつか受講をしていました。以前にご成婚退会した男性会員に会えるようセッティングもしてもらい、話を聞いてみたりしました。
譲り合いの精神をモットーに、とても紳士的だったO様。お断りをしても・されても、その報告には「お相手はこんなふうに良い方でした」という言葉が添えられていました。
ただご自身も自覚する「慎重さ」がもったいない結果を招くことも(すらりと高身長でルックスも良いだけに!)そんな時、アドバイスに真摯に耳を傾け、調整される姿勢に誠実さを感じました。
働き盛りで忙しく、コロナが重なる中、精力的にたくさんの方と会われました。大変なはずが、いつも淡々と明るいご様子に「O様と結婚される方は幸せ」と思いました。O様のペースやテンポにあった女性が現れるといいなと感じ、実際に現れた後は、スローペースのお二人の仲が進展するよう、先方の担当者と連携してアドバイスを続けていきました。
結婚相手には「お互いの実家が近いところ」の人がいいという、自身の価値観がありました。共働きの両親のもとで育った影響もあったと思います。
婚活を始めて1年を過ぎたところで、そんな学校教諭の女性と出会いました。交際は自然体で続いたのですが、お互い多忙ですれ違いが多く時間だけが過ぎていきました。
そこでなるべく一緒にいる時間を取りたいと、平日の仕事帰りに「彼女の職場まで車で迎えに行く」ということを試みました。夕方の湘南ドライブはとても楽しかったです。
真剣交際に入っても、デートで彼女の楽しそうな様子を見ていると、つい将来の具体的な話をしそびれがちでした。お互いに遠慮もありました。これには双方の担当者が心配し、情報共有等の交通整理をしてくださったことで前に進むことができました。
プロポーズは、彼女の希望で日帰りドライブ旅行の、食事の流れで行いました。私の言葉に彼女は「よろしくお願いします」と真摯に答えてくれました。
こうして結婚が決まって、今は、結婚に向けた準備を進めています。家族顔合わせやお祝い会、式場選びなど、忙しくて目新しい日々が続いています。
つねに周囲に感謝する姿勢の彼は、たくさんのご縁を引き寄せるなか、
運命の方と巡り合いました。
いつまでもお幸せに!